BMW X5M/X6M
SUVカテゴリーに、絶対性能至上主義を持ち込んだ真性のMモデル。
Mモデルとは、BMWのラインナップの中で特別なスポーツモデルに与えられる称号で、開発を受け持つBMW M社の手によるクルマ。
両モデルはBMWきっての戦闘マシン、MモデルのSAV/SACバージョン。
搭載するのは、現行Mで最強スペックを誇る4.4リットルのV8ツインターボでミッションはM系で唯一の8速ATだ。
基本情報・主要諸元・サイズ
グレード名 | X5 M | X6 M | |
---|---|---|---|
基 本 情 報 |
新車価格 | 1645万円 | 1672万円 |
発売日 | 2017年4月1日 | 2017年4月1日 | |
型式 | ABA-KT44 | ABA-KT44 | |
駆動方式 | 4WD | 4WD | |
トランス ミッション |
8AT | 8AT | |
ハンドル | 右 | 右 | |
動力分類 | エンジン | エンジン | |
寸法 重量 定員 |
全長 | 4,895 mm | 4,925 mm |
全幅 | 1,985 mm | 1,990 mm | |
全高 | 1,755 mm | 1,690 mm | |
前輪サイズ | 285/40R20 | 285/40R20 | |
後輪サイズ | 325/35R20 | 325/35R20 | |
最小 回転半径 |
6 m | 6 m | |
車両重量 | 2,360 kg | 2,330 kg | |
定員 | 5 人 | 5 人 | |
エ ン ジ ン |
排気量 | 4,394 cc | 4,394 cc |
最高出力 | 423[575]/6000 | 423[575]/6000 | |
最高トルク | 750[76.5]/2200 | 750[76.5]/2200 | |
過給機 | ターボチャージャー | ターボチャージャー | |
燃料 | ハイオク | ハイオク | |
燃料タンク | 85 L | 85 L | |
燃 費 |
JC08モード | 9.0km/L | 9.0km/L |
新車価格表(グレード別)
グレード | 価格(万円) |
---|---|
X5 M | 1645万円 |
X6 M | 1672万円 |
購入見積もり/維持費
項目 | 金額 |
---|---|
車両本体価格 | 16,450,000円 |
自動車取得税 | 137,700円 |
自動車税(年額) | 51,000円 |
自動車重量税 | 22,500円 |
自賠責保険料(37ヶ月) | 40,040円 |
登録・諸費用 | 約70,000円 |
合計 | 約16,771,240円 |
値引き額・最安値の相場(新型/新車)
グレード | 値引き額 | 最低額 |
---|---|---|
X5 M | 18~35万円 | 1610万円 |
X6 M | 20~40万円 | 1632万円 |
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評価/評判(BMW X5M/X6M)
特長
その愚直なまでのパフォーマンス指向から、デビュー当初は前世紀の遺物的な扱い設けていたX5とX6のMモデル。
しかし、ドイツ勢にとどまらずジャガーやマセラティまでもが高性能かつスタイリッシュなSUVを投入するに及んで両モデルの先見性、いや、BMWの市場に対する彗眼ぶりが証明されたことは「エコこそ正義」を建前とする今の時代において皮肉な話といえなくもない。
とはいえ、あれこれと小難しいことを考えずに純粋なクルマの愉しさを評価基準に据えるなら、この2台は確かに魅力的でもある。
好みの問題はあれど、自らが持つ能力を誇示するかのように張り出した前後フェンダーは、多くのクルマ好きの琴線を揺さぶるに違いない佇まいを実現。
その足下を引き締めるのはロープロファイルを地で行く20インチタイヤで、大地に踏ん張るかのような安定感はSUV、もといSAV(SAC)離れしている。
そんな”大艦巨砲主義”的外皮に包まれたハードウェアも筋金入りな戦闘指向のたまものだ。
搭載するのは現行Mモデルで最強といえる4.4リットルのV8ツインターボで、パワー&トルクは575ps&750Nm。
それにDCTもかくやとうい切れ味のセッティングが施された8速ATを組み合わせるとなれば、、ドライブフィールは剣呑以外の何者でもない。
Mモデルであると同時にX5やX6の旗艦、という役割も担うだけに誤解のなきようにお断りしておけば、両車とも決してラフなクルマではない。
好みのパラメーターを設定できる、走行モード切り替えをコンフォート寄りにしておけば乗り心地はおおむねフラット。
平滑りな路面から自重2.3トン台という体躰に相応しい重厚感もある。
また、2000rpm台から前述のトルクが溢れるV8は街中を這いずり回るような走り方も苦にしない。
だが、それこそがMという血筋のなせる業なのか、周囲に合わせて走らせるという行為はいつしか乗り手にとって苦痛になってくる。
なぜならアクセルを遠慮なく踏み込んだ際の怒涛の迫力、あるいは高度なトルクベクタリングまで駆使した問答無用のハンドリングを一度でも体感してしまうと、それを日常的に味わいたいという欲求に抗えなくなってくるからだ。
しかしジワジワと外堀を埋めてきたあげく、最後には乗り手を狂気に導く仕立てはMというより背の高い巨体をあり得ないスピード走らせる両モデル固有のキャラクターといえるかもしれない。
その意味で、両車は真性のMモデルであると同時に従来とは別のベクトルも併せ持った異色の存在と評することができるだろう。
X5M
X6Mと比較すれば常識的な浮乗が残るものの、ベース車に対する佇まいは格段に好戦的。
スポーティにして上質なインテリアは、X6Mと同等の装備レベル。
トリムはアルミやウッド、カーボンから選択可能。
メリノ・レザー表皮が標準となるシートは、フロントにハイパック形状のセミバケットデザインを選ぶことができる。
X6M
X6のトップモデルということで、インテリアはスポーティなだけでなく、エクスクルーシブな仕立て。
シート表皮はメリノ・レザーがスタンダードでトリムはカーボンやオークウッドなどから選択できる。
ルーフが低くなる分、後席の頭上はX5よりタイトになるが、着座位置を低くしているので大人の使用にも耐える広さは確保されている。
X5M と X6M の荷室容量の違い
大柄なボディだけに、ユーティリティそのものはベース車と変わらない。
荷室容量は通常時で、X5Mが650リットル、X6Mは580リットルとなる。
いずれも後席を完全に畳めば、X5Mが1870リットル、X6Mは1525リットルにまで拡大。
実際の使い勝手は、もちろん開口部が大きいX5Mが一枚上手だ。
エンジン
S63B44B
サーキット走行も視野に入れたという4.4リットルのV8ツインターボは、Vバンク内にタービンを配置。
それだけにクーリングは入念で、冷却システムには10個のラジエターを備えた4個の冷却回路、5個のウォーターポンプ、大型インタークーラーなどを駆使する。
アッパーミドルクラスでは、クーペ風SUVの先駆けにもなったX6がベースなだけに、ライバルが多数現れた現在でもX6Mのスタイリングは新鮮味を失っていない。
Mモデル専用のブレーキと組み合わせるタイヤはフロント285/40、リア325/35の20インチ。
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